バレーボールのグッドチームとバッドチーム それぞれの共通点

 

こんにちは。やよっぺ(やよち)です。

今日はグッドチームバッドチームについてお話をさせていただきたいと思います。

 

チーム作りって大変ですよね。

学校の先生だったら教室内も集団づくりだったりするんですが、

それが競技になれば、もっと突っ込んだ指導をして行かないといけないと思います。

今日はグッドチームバッドチームということで、

私の経験をふまえてお話をさせていただきたいと思います。

指導者の立場と選手の立場として、お話できたらと思いますが、

ほぼほぼ選手の立場になるかなと思ってます。

 

最初にみてね

やよちについて:詳細はプロフィール

  • 全国大会出場(選手/指導者として)
  • 元Vリーガの元でコーチ指導法を学ぶ
  • 日本一(クラブカップ)のチームでバレー修行
  • 3年間公式戦勝ち無しの弱小チーム➜3週間で初勝利に導く(高校女子チーム)
  • 元高校体育教員
  • 現在40代。スポーツメンタルコーチとしても活動中。

「プレイヤーズセンタード」の理念を信念とし、バレーボールの指導を言語化し効率的な指導を情報として発信中!選手が練習を主導し私が戦術を練る役割分担をすること1年。戦術は初心者チームにマッチしやすいことを確信。私の得意分野は選手の意欲を掻き立てること。

 

 

グッドチームの条件とは

バレーボール ミーティング

グッドチームの条件はいろいろありますが、私が思うのはこの6つです。

  • 目標が共有されている
  • 風通しの良い
  • 互いを尊重できる
  • 間のボールが上がる
  • 努力・成長
  • 上下関係が適切

細かく分けたらもっとあると思うんですけれども、今日はこのあたりをメインに話して行きます。

 

まずは目標が共有されている」。

ここはだいたいどこのチームもできている基本の話です。

 

次に、グッドチームになると何が良いことあるかっていうと、間のボールが上がってくる」。

これだと思うんです。

以前のお話の中で出てきたんですけど、間のボールが上がらないっていう話は、

バレーボールではよくある話だと思います。

「二度と同じボールは来ない」っていうのが、

バレーボールで言われているのはご存知だと思うんですけど、

中学生ゆうきくん
じゃあ、その二度と同じシチュエーションで来ない2人の間、3人の間のボールをどうやって上げるの?

っていうところ。

これを詰めていくにはグッドチームじゃないと多分詰まって行かないんですよね。

 

その理由が、話し合いができるかどうかっていうところにあって、

その話し合いをするためは「上下関係が適切か」どうか。

話のできない相手とは会話っていうのが成り立っていかないんですよね。

 

トップダウンだったら、

  • やりなさいって言われたらやるしかない
  • できませんっていうことが言えない

 

バレーボールではできないことはできないって言うべきだと私は思っています。

 

グッドチームになるには

例えばバックの選手のレフト側とライト側のコーナー。

あのコーナーの部分を誰が取るのっていう話に結構なると思います。

やよち
センターの選手が取るの?

それともライトの選手がとるの?

みたいな時に、

中学生ゆうきくん
(出来ないけど)できる!

って言っちゃうと、これはもう穴でしかないので、絶対に言わせてはいけないです。

できないことはできないって言わないと、

そのできない部分をどうケアして行くのっていうことをお話しできないんですよね。

 

だから、みんなが意見を言えるような状態にしておかないと、

チームっていうのはコート内での不満が募るばっかりになっちゃうと思うんですね。

物が言えるっていうのは、「お互いを尊重できる」っていうところに繋がってくると思ってて、

それが今のメンバーの能力でどう乗り越えるのっていうことを考えないといけないんですが、

それを、

中学生ゆうきくん
あの子がここ拾ってくれたらいいのにな・・・

っていうのはわかるんだけど、

やよち
今、この力しかないんだったらどうするかっていうことを、

チーム内でブロックからレシーブまでをトータルで考えて、

どうして行くかっていうのを考えていかないといけないよね

 

さらにプラスアルファ、相手っていうのがあるから、

相手の能力と自分たちのディフェンス能力とかいうのを考えて、

話し合いを進めていくっていうことですね。

 

だからコートにいるみんなで話し合わないといけないし、

メンバーチェンジがあるならば、そのメンバーチェンジを含めた全員で話をして行かないと、

ずっと不満が残ったまま試合に挑まないといけないことになります。

だから

お互いの力、お互いの存在を尊重しながら話し合いをする

そうするとスムーズだということですよね。

 

グッドチームに努力は不可欠

その尊重するには、「努力」をしないといけません。

個人が努力をしないと、お互いを尊重できないんですよね。

そういう意味でもお互いが努力するっていうことは必要不可欠だと思っています。

 

私の高校時代は練習以外での努力っていうのは目に見える形で誰もしてなかったので、

残って居残り練習を誰かするっていうのはなかったんですよね。

話し合いっていうのは高校生レベルだったら難しいのかもしれないけど、

して良いのか悪いのかわからない状態っていうことをほったらかしにするよりも、

しようとするほうがチームとしては満足度が高くなるし、

問題への不満や不安っていうのが減ると思います。

努力・成長」っていうのが、グッドチームのためには不可欠になってきますよね。

 

それから「風通しの良い環境」っていうのが必要だと思います。

わたしはいろんなチームに所属した経緯があるんです。

それが選抜チームだったり、移籍をしたとか、ママさんチームに所属したとか、

色んな経験があるんですけど、

風通しの悪いチーム不満が多い

やっぱり目に見える形でコソコソされて、それがほかのメンバーの目につくと、

やよち
何しゃべってたんだろうってなるし、

その理由が明らかにならないと、みんなは満足感や充実感っていうのが

下がっちゃうんですよね。

 

コソコソしちゃう理由っていうのが、聞かれたら批判されそうとか、

マイナスな要素で風通しが悪くなっているのであれば、

  • チームメイトを信用して話をする方が、お互いが自分のことを信用されてるっていう気持ちになる
  • そうすると、任されてるっていう気持ちにもなり、協力的な姿勢になる

 

適切な上下関係でモチベーションUP!

ちょっと余談なんですけど、先日、事務で雇われた事務員さんが、

事務以外の仕事をやらされていることにブツブツ言ってました。

時給を上げてほしい

 

それを、そこの責任者は聞こえてるはずだから、私だったら、

やよち
あげてやるでって言ってあげたら良いのにな

と思ったんですよ。

 

時給あげてほしいって言う気持ちはいわゆる不満じゃないですか。

自分はその立場で来てないのに、それ以外の事をさせられてる。

だから時給を上げてほしい。

「じゃあ時給上げてあげよう」って言われたら、やらざるを得なくなるし、

やったことにちゃんと見返りがあるってなったらがんばると思うんですね。

そこが

  • リーダーの腕の見せ所
  • 意見を吸い上げる力
  • その人を尊重している

そういう態度だと思うんですね。

 

だからチームでリーダー的な立場でいる人が、メンバーの意見を吸い上げて、

「じゃあそうしようか?」って言うか言わないかで、

その不満を持っている人の、その後のモチベーションが雲泥の差だと思うんですね。

結局その場所の責任者は何もその時給に関しては触れてなかったんで、

私は「言ったらいいのに」って思いました。

 

リーダーの返答によって

  • 自分たちの場所が良くなる
  • 逆に収入が増えるかもしれない

メンバーがやる気を出してやるために、還元する物が多ければ多いほどいいです。

だから、リーダー的存在の人がチームメイトにどういう反応を返すかっていうことは

すごく重要なことだと感じました。

 

結局その話もそうなんですけど、この「上下関係が適切」っていうのも

言える関係ではあるわけですよね。

今の話で言うと、「時給あげてほしいな」ってブツブツ言えてる。

直接は言ってないけど、同じ空間で言ってたから聞こえてるので言える関係がある。

後はリーダーの判断ですよね。

それで時給上がって、

やったー、言うことを聞いてもらえた!

ってなったら、

自分はやらなあかんことなるから。

リーダーは

リーダー
上げたんだからしっかりやってね

って言えるし、

やります!頑張ります!

ってなったら、いい雰囲気になるし、そういう関係って良いですよね。

 

言った分やらきゃいけないから言わないっていう人もたくさんいるんですけど、

それは結局バレーボールのコート内でもあって、

言ったからにはやらなきゃいけないっていうところを

逃げるために何も言わないっていうのが無責任

できないことをできないっていうのが責任感

だとも思うんですね。

これはチームのために言うっていうことです。

だからコートに入る以上は、求めていいところかなと思っています。

 

グッドチームでプレーした体験談

  • グッドチームは、話し合いが建設的だった
  • バッドチームは、話い合いができない

じゃあ、グッドチームってどんなもの?

お互いを尊重できるおかげで何が出来てるか?

っていうと、

やよち
満足感がすごいんです、やってて楽しい。

なんせ話し合いできるチームはやってて楽しいですよね。

バッドチームは話し合いができないから、このあたりのことが全然無いんですよね、面白くない。

グッドチームは負けても楽しいし、勝ったらもっと楽しいっていうチームでした。

 

じゃあ、どんな話し合いをしてんのっていうことなんですけど、

例えばブロックの間が空いて、その間を抜いてきたボールをセンターレシーバーがとれなかった、

足長に打たれたやつとれなかったとき。

ブロッカーは

ブロッカー
間、開いたんやからセンターレシーブ入ってよ。

それに対して、レシーバーは

レシーバー
ブロック間あいてるやん、閉めてよ。

っていう話になるんですよね。

そのときにどんな話をしたらいいかっていう話なんですけど、

ブロッカー
一生懸命とんでんねんけど、開いちゃうときはお願いね。

っていうような言い方をすれば、レシーバーは

レシーバー
そやな、頑張るわ。

ってなるし、レシーバーは

レシーバー
センター真ん中開いたら入ってんねんけど、もっと頑張るわ。

っていうような言い方になると思います。

 

とにかくチーム内のできなかったことを責めあったところで、解決には全くならないので、

  • 歩み寄る努力をする
  • 声かけをする

っていう事ですよね。

 

さらに、ブロッカーが遅れた原因が分かってるんだったら、

ブロッカー
こういう時は遅れるかもしれない。

っていうことを後ろに伝えると、バッグの選手は

レシーバー
なるほどね。

こういうパターンでスパイカーが一気に入って来られた時、センターが遅れがちなんや。

じゃあそのときは入ろうかな。

っていう話になってくるんですね。

 

バッドチームのコート内では・・・

バッドチームはお互い「あーしいや」「こーしいや」って言い合いばっかりしてましたね。

お互いをコートの中で責めちゃう。

そこでも喧嘩が始まっちゃったり嫌なムードになる。

みんな一生懸命やってるんだけど、

  1. 今の場合はこうだったからこうなった
  2. それを一瞬で判断して、それをバックに伝える、前に伝える
  3. こうしてほしい、もうちょっとこうできる?っていう具体的な話をする

これらをもっと出来るようにお互いがして行かないと難しいですよね。

 

カテゴリーに応じた指導

小学生だとそこまで見られないかもしれないんですが、

質問することによって、そのことに気が付く選手っていうのが出てくるし、

バレーボールの動画視聴をするときに、そういう説明を頻繁に機会あるごとにして行くと、

選手がなるほどっていうことを理解が深まっていくんですよね。

だから動画を見ながら、

ゆきひろ監督
このパターンはこうだったね。

じゃあこうした方がいいかな。

ああしたほうがいいかな。

なんて言う言葉のやりとりを練習以外の時間に見本を見せる、

指導する側が選手たちに解説しながら話していくのが理想だと思います。

 

私も小学校からバレーボールしてましたけど、

言葉で友達とチーム内でやり取りすることが、小学生ではかなり難しかったです。

だから練習中から子供主導の時間を作って子供達に会話させて、

建設的な練習への持って行く過程っていうのを経験をしてもらう方がいいんでしょうね。

じゃないとコートの中で話し合えっていきなり言われても

ポカーンってなるのは当たり前だと思います。

だから練習を指導者が主導するのは大事だけど、もっと大事なのが

  • 選手に改善をさせながら、自分たちで改善できていく
  • そういったことも体験させながらチーム作りをして行く

これがグッドチームへの近道なんだろうなって言うのを思っています。

 

バッドチームでプレーした体験談

私はクラブカップで全国制覇を何回もしたチームにお邪魔させてもらってた時期あるんです。

結局、私の心がついて行けずに挫折したんですけど・・・

その人達は

個人の能力とか練習、経験、努力がすごい

⇒話し合いしなくても上げる

間のボールとかほぼ話し合いなしでバレーボールしてました。

 

私はそこで物が言えないですね、レベルが違いすぎて(泣)。

そういう上下関係っていうのも実際あるんですが、それは特別なバージョンで。

そのチームがグッドチームだったかバットチームだったか分からないけど、

私にとってはレベルが違い過ぎて良くなかったのかもしれないです。

でも、レベルがある人にとってはとてもグッドチームだったんですよね。

 

それで地域のママさんバレーチームに入ったとき、会話ができなかったんですよね。

例えば言い訳をする。

セッター
私はセッター出身じゃないのにセッターやってる。

っていう言い訳をいつもする。

それをされたら何も言えないんですよね。

それはチームの努力個人の努力が足りないっていうこと。

 

監督さんにものが言えないチームだから、監督が言ったことを必死に噛み砕いて、

自分たちでやられるんですけど、意見を言ってもあまり通らない、中身が無いと言うか。

やよち
もうちょっとやりようがあるんちゃうかな。

っていうような感じでしたね。

 

一番嫌やったのが、負けたらすごい暗い顔をしてみんなで反省するんやけど、

やよち
あの練習してたら勝てないなって言う練習だから負けるよね。

って言う感じです。

監督に何言われるかビクビクしながら、練習メニューとか考えるんやけど、

の根底が監督に嫌味言われるのが嫌だからこれやってる、みたいな。

大人の場合、バレーボールを楽しくするんだったら、

そこはもう放っといていいと思うんですよね。

だからそこのチームはそう感じた時に、早々にやめさせてもらったんです。

 

学生の間は嫌でも続けることに意味があったりするから、多少不満でもやるじゃないですか。

でも選手たちとか集団が満足できるチームにするんだったら、

  • 話し合える環境
  • お互いが努力して尊重しあえる環境

っていうのがいいんだなって言うのはつくづく思います。

 

だから難しいですよね。

結果ばっかり求めちゃうと意見っていうのを吸い上げるのが難しくなっちゃうし、

そこのバランスっていうことをうまくしたほうが良いし。

 

勝利至上主義になっちゃうとそこの満足度っていうのが減っていきますよね。

勝つことでしか満足できないようになっちゃうかなって思っています。

だから負けた時に考える暇を与えられず、否定されて、

ゆきひろ監督
だから言った通りにしたほうがいいやろう!

って言われて、

負けた時にチームがいったん崩れてガタガタすることがることがあるんですよね。

なんでガタガタするかっていうと、不満があるからなんですよ。

不満が残ってるから、負けた後にチームがガタガタする。

でも、

やよち
自分たちの意見を吸い上げてもらえるとかいう気持ちがあったら、

じゃあこうしよう、ああしようっていう意見が出てきて、

負けたのを糧にして次こうしようっていう話になっていくと思うんです。

だから不満を貯めたらどっかでガタがくるっていうことだと思います。

 

いろいろな「あり方」

ちょっと長くなりましたけれども、グッドチームバッドチームってどんなチームかな?

と言うことを思い浮かべてお話をさせていただきました。

最後まで読んでいただいた方、どうもありがとうございました。

 

不満を残さないためにどうしたらいいかっていうと、

やっぱり「チームのあり方」はどうあるべきなのかっていうことを考えるっていうことに

私は行きつくかなと思って、こういう発信をさせていただきました。

 

あり方」についてすごく思うところがあります。

皆さんが生きて行く中でも、「家族のあり方」っていうのが

自分の生きて行くベースになる場所だと思うんですね。

 

その「家族のあり方」っていうのを考えると、

家庭内での立ち振る舞いっていうのがすごく見えてくると思うんです。

まず、そこから一度考えてみられたら、

たぶんバレーボールの「チームのあり方」っていうところも

同じように考えられるんじゃないかなと思います。

 

特に私は「夫婦のあり方」ってどうあるべきなのかって

めちゃめちゃ考えた時期がありました。

親が不仲だったりする場合、そんなこと思いますよね。

 

余談なんですけど、昔大学の先輩に

結婚イコール幸せや思ったら大間違いやで!

とか言われて、

やよち
そんな夢ないこと言わんといて!

って思ってたんです。

 

だから20代半ばぐらいまでは、別に結婚って幸せちゃうんやと思ってたけど、

それは構成員の努力ですよね。

夫婦お互いの努力でどう変わっていくかっていうような話ですよね。

そうなると、こういうスポーツを通じて人間教育っていうのがされていくのかな?

なんて思ったりもします。

 

すごく幅広く汎用できそうな「あり方」の話でした、ということで。

しょうもない話も聞いていただいて、ありがとうございます(笑)。

 

今日はここで終わります。

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じゃあこの辺で、失礼しま~す。

 

最後にみてね

やよちについて:詳細はプロフィール

  • 全国大会出場(選手/指導者として)
  • 元Vリーガの元でコーチ指導法を学ぶ
  • 日本一(クラブカップ)のチームでバレー修行
  • 3年間公式戦勝ち無しの弱小チーム➜3週間で初勝利に導く(高校女子チーム)
  • 元高校体育教員
  • 現在40代。スポーツメンタルコーチとしても活動中。

プレイヤーズセンタード」の理念を信念とし、バレーボールの指導を言語化し効率的な指導を情報として発信中!

選手が練習を主導し私が戦術を練る役割分担をすること1年。

戦術は初心者チームにマッチしやすいことを確信。

私の得意分野は選手の意欲を掻き立てること。

 

 

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