こんにちは、やよちです。
「試合前には、チームが一丸となってボールを繋ぐような団結するチームにしたい」
「選手の気持ちがまとまって、粘り強いチーム作りをしたい」
このような気持ちを抱いていたり、または、
- バレーボールにはチームワークはいるの?
- チームワークってそもその何なの?
- どうしたら、チームワークができるの?
このような疑問を持ったことはありませんか?
私には、長い選手経験と指導経験、
チームビルディングを学ぶ中で得た答えがあります。
今回は、バレーボールにおけるチームワークにつてい書いていきます。
Table of Contents
バレーボールのチームワーク 概念編
チームワークとは、簡単に言うと
「組織のメンバーが目標を達成するために行う共同動作である」
とあります。
重要なのは、
◆組織のメンバーが
◆目標達成のためにする
◆共同動作
ですね。
バレーボールのチームワーク いいチームワークとは?
バレーボールは、競技中にコートにボールを落とすと相手に点数が入ってしまう団体競技です。
そのために、人と人の間のボールを落とさないように協力して声をかけたりするのですが、
そこがよく決まるので敵は人と人の間にボールをコントロールしてく攻撃してくるのです。
そこでチームワークが必要になってきます。
バレーボールをしたことのある人ならわかりますよね。
チームワークについて私の過去の経験から
- 良かったチーム(楽しくそして結果を残せた)
- そうでなかったチーム(ただやっているだけで結果の伴わなかった)
を振り返ってみました。
そして「チームワークがいい」とはどういう集団なのかをリスト化しました。
- 自立した集団
- 良い意見が反映される集団
- 個人の満足度が高い
- 個人が成長したと感じられる
- 結果を残すための
- 個々に役割がある
私程度のレベルでの話ですが、上記のことを当てはめて考えてみると、
いいチームの時はこれにぴったり当てはまりました。
良かったチーム編
大学卒業後、いろんなチームでバレーをしました。具体的に9チームほどです。
良かったチームの特徴は、
互いを尊重して、活発に意見交換ができるチーム
でした。
互いに尊重するというと、いわゆるスキルが劣る選手もいるわけですが、今いるメンバーでどう戦うかを建設的に話し合い、協力して乗り越えていける関係でした。
もっと具体的にいうと、
バレーボールをしているときに
- 互いの守備範囲の話しあいができる
- 人のせいにしない
- みんなで作戦をたてられる
- 個人の力を精一杯だしている
- 試合中に作戦変更の案が出てくる
- 他者の意見に耳を傾けられる
- キレない
などがあげられます。
責任の擦り付け合いをする人も中にはおるだろ?
居ますね~。
でも、選手同士が意見を言い合うので、建設的な話し合いで解決できてしまうのです。
正解はないから、ひとまずやってみようでやってみて、ダメだったらまた考えればいいので案外すんなり解決してましたね。
良くなかったチーム編
良かったチーム編の反対なのですが、一応書き記しておきますね。
一番良くなかったことは、チーム内で話し合いができないことでした。
どんな感じだったかというと、
- そもそも会話の仕方がわからない
- 何を話していいのかわからない
- できないといえないから無責任に引き受けてしまう=一方的な会話
- 役割分担がわかっていないから話し合いができない
- バレーボールの勉強不足でどうして話し合ったらいいかわからない
- チームリーダーだけで解決策を練っていて、周りの人はそれぞれでするからまとまらない
- 自分の理想を押し付けるひとが発言権を得ている
- 机上の空論で議論ばかり
- 人のミスばかり指摘する、試合中チームメイトを責める
- 責任を放棄する。例えば、試合中にいきなり「私はできないから任せるね」っていわれたり
- 内容の伴わない練習のわりに、試合で負けたらこの世の終わりのような雰囲気になる
- 上下関係が厳しくて発言できない
- 建設的な改善の話にならない・やり方がわからない
などがありました。
これまでの経験で良くないチームが圧倒的に多かったのでたくさん出てきました。
つまり、バレーボールを始めた時から、「会話する」何かを「喋る」習慣があることが理想ということですね。
そしてもう一つ、選手自身がバレーについての勉強を怠らないことです。
バレーボールの教科書には書いていないことも思考する必要があるので、大変だとは思いますが、貴重な経験になるはずです。
バレーボールのチームワーク チーム作り編
チーム作りは誰の仕事?
答えは、チーム構成員全員の仕事です。
概念で記載した通り、「組織のメンバーが」みんなで作り上げるものです。
なので、個人個人が参加できる環境をリーダーが準備することが肝要です。
例えば、部活動でいうならば、
監督・コーチ・選手・マネージャー・保護者
ですね。
試合に行く日に交通費を出してもらうやろ~
全国大会に行くレベルのチームは保護者の方の協力なしには、なしえないことやけどなぁ
今回、詳しいことは割愛
監督・コーチが理解していおいてほしいこと
いいチームには過度な上下関係は不必要です。
理由は、年下の意見が出にくくなってしまいがちだからです。
日本の悪しき習慣でトップダウンというものがあります。
年上の言ったことは絶対という謎のルールですね。
高校の時、先輩に「「カラスは白色」と先輩が言ったら白色やねんで」って言われたことあったけど(笑)
はい、余談はこの辺にして、
組織にとって前向きな意見はどんどん吸い上げていくチームがいいチームの基本です。
サッカーの海外指導者の本などを読むと、意見の吸い上げをしてくれているようですね。
競技や国によって違いがあるようですね。
ミーティングで発言がない状態はバッドチームとも言えます。
会社でも同じことが言えますね。
- 発言の意義がない
- いつも、答えはすでに決まっている状態
- 否定される
- 発言の機会がない
などです
「俺についてこい」タイプがリーダーになると、周囲が依存マインドをがっちり装備してしまうことになりかねません。
その理由は、言われたことをしないと叱られるし、自分で考えてプレーして失敗したときに怒られるから、考えることをしなくなるのです。
つまり、考えなくてもリーダーがすべておぜん立てしてくれている状態です。
もっと言うなら、お膳立て通りにしないと怒られるので自分で考える必要がない、ということです。
ですから、環境というのは重要です。
さらに、リーダーの在り方が重要なのです。
チームワークはコミュニケーションとも言われていますので、言ったとおりにプレーをさせているだけでは選手のプレースキルは育っても内面的な成長が遅いし、話合いができないのでチームワークのかけらもできません。
できたとしても、試合中にたまたまボールが繋がって長いラリーを制したとき、チームが一つになるので、偶然であり必然ではないのです。
必然にするには、やはりチーム内の会話が必要です。
「ハイ」「イイエ」の返事でやり取りするのも方法の一つですが、
これでは会話が生まれないし、相手が何を考えているのかが伝わりませんね。
私もコートでしゃべれるようになったのが、大学4回生のキャプテンになってからでした
高校時代なんかは「はい」「いいえ」しか喋ってないから、会話ができなかったですからね、
って、今も会話は苦手ですが
ですので、チームワークで悩まれている指導者のかたは、一度ご自身の進め方を振り返ってみる価値はあると思います。
選手に理解してもらう必要のあること
一番重要なことは「リーダーだけではいいチームは作れない」ということです。
その重要度は、リーダーも選手も同じ重さなのだということです。
それくらいリーダー以外の人の参加が重要になっていることがわかっています。
ここで質問です。
選手は自分がよい集団作りの一端を担っていることを自覚しているでしょうか?
チームであれば、何かしらの目標を設定していると思います。
選手一人一人にとって、チームの目標が他人事にならずに、自分の中の大切なことの一つになっているでしょうか?
この気持ちや想いがあるか否かで、選手の行動が大きく変わってきます。
って、自分で見つけるんが普通やろがぁ、バカタレ~
フォロワーシップの重要度を理解してもらう活動は、リーダーの仕事でもありますね。
例えば、過度な上下関係を適正にしていくためのイベントや方法の提案、発言しやすい雰囲気づくり、選手に役割を与えるための提案などをして、チームの方向性を明らかにしていくことです。
つまりリーダーは、選手にチームワークについて理解させ、その環境を整えてあげることが役割になります。
まとめ
チームワークをよくするには、
リーダーだけでなく、全員でチーム作りをしていることを自覚する
そのために、全員が同じ目標を持ち、その目標が自分の中の大切なことになることが重要
つまり、リーダーシップはフォロワーシップを機能させるためにある
最後に
いかがでしたでしょうか?
日本の会社や教育現場では、いまだに一部昭和の名残があって、「俺についてこい」という良くも悪くも強いリーダーが理想となっています。
しかし、バブルが弾けて業績が伸びなくなってきた時代に、社員はモチベーションが下がるけど強いリーダーが社員を鼓舞して頑張ってきました。
雇用制度も終身雇用の時代は終わり、給料制度も成果報酬の会社も増えつつあります。
社会の動きから見ても、これからは強いリーダーよりも意見を吸い上げられる柔軟なリーダーが求められてくる時代になっていると考えられます。
指導の目的の一つに、「社会で活躍できる人材を育てる」というような目的もある指導者の方も大勢いらっしゃるはずです。
強いリーダーの指導もいいところはたくさんあります。
わたしもそのお陰で、少々のことではへこたれない人間になれました。
しかし、時代にあった方法をとっていくことでチームのモチベーションも上がるし、指導者としてのスキルもアップします。
指導者がメンバーにいい影響を与え続けられるよう、頑張りましょう!
こんにちは!私はやよっぺです。
あんた、どこのどいつやぁ~って聞こえてきたので
簡単に自己紹介させてください。
現在二児の母をしています。
元々は大学卒業後から出産まで十数年教員をしていました。
今は過去の反省を生かして、
指導法など競技についてのことをブログやYouTubeに記録しています。
質問など感想があれば、お気軽にお問合せください。
コメントいただけたらめちゃんこ喜びます(^-^)
やよちについて:私はバレーボールの指導者としても選手としても全国大会経験の元中高保健体育科教員。詳細はプロフィールへ。元々は選手のやる気を削ぐ名人だった私が指導法をまるっきり変えたら、勝てない暗黒時代の続いた初心者チームをリーグ戦最下位の集まるトーナメント戦で二年連続決勝進出へ。選手が練習を主導し私が戦術を練る役割分担をすること1年。戦術は初心者チームにマッチしやすいことを確信。私の得意分野は選手の意欲を掻き立てること。
やよちについて:私はバレーボールの指導者としても選手としても全国大会経験の元中高保健体育科教員。詳細はプロフィールへ。元々は選手のやる気を削ぐ名人だった私が指導法をまるっきり変えたら、勝てない暗黒時代の続いた初心者チームをリーグ戦最下位の集まるトーナメント戦で二年連続決勝進出へ。選手が練習を主導し私が戦術を練る役割分担をすること1年。戦術は初心者チームにマッチしやすいことを確信。私の得意分野は選手の意欲を掻き立てること。