最近はおうち時間が増えたことで、スポーツ観戦をする方も増えたのではないでしょうか。
私はおうち時間でYouTubeなどの動画を多く見るようになりました。その中でも1番ハマっている動画は、バレーボールの試合映像です。
プロ選手の大会からアマチュア選手の大会まで幅広い大会があり、それぞれでしか味わうことのできない緊張感やワクワクを味わうことができてとても面白いです。
バレーボールのルールはとてもシンプルで、相手のコートにボールを落とすと自分のチームに得点が入るというもの。
ルールの簡単さと動きのダイナミックさから、バレーボールは多くの人が楽しめるメジャーなスポーツとして広く親しまれています。
しかし、バレーボールを観戦していると「Aチームのコートにボールが落ちたのに、Aチームに得点が入ってる!」や「まだボールはコートに落ちてないのに得点が入ったぞ?」なんてことがたまにあります。
そんな時のために、今回の記事では、バレーボールを観戦する上で覚えておきたいバレーボール用語を3つの項目に分けて紹介します。
この用語を頭の片隅に入れるだけでも、バレーボールについて詳しくなることができます。もっともっとバレーボール観戦が楽しくなるはずですので、ぜひ見ていってください。
Table of Contents
バレーボール用語ー基本ルール編ー
基本ルールは見ていたらなんとなくわかるものですが、その中でも細かなルールがあります。
基本ルール編では、その細かなルールを詳しく紹介します。
ボールイン
ボールがコート内に落ちること
ボールアウト
1.ボールがコート外に落ちる
2.ボールがコート外の物や人に触れたとき
3.ボールがアンテナやポールなどに触れたとき
4.ボールがネットの下を通ったとき
ボールがネットに当たったとき、その場所が2つのアンテナの間ならそのままプレーを続けることができますが、アンテナよりも外側ならボールアウトになる
ボール・コンタクト
ボール・コンタクトはワンタッチとも呼ばれていて、相手から来たボールが体の一部に触れたあと、コート外に落ちることを意味します。
ボール・コンタクトは、ボールアウトと同じで相手のボールがコート外に落ちますが、ボール・コンタクトの場合は、一度触れてしまっているので、相手の得点になります。
ローテーション
ローテーションとは、選手が時計回りでポジションを移動するシステムです。
サーブ権が移ったとき、得点を入れたチームがサーブ前に1つポジションをずらします。
タイムアウト
タイムアウトは試合中にとられる30秒間の休憩時間です。1セットにつき各チーム2回取ることができます。
監督またはゲームキャプテンが審判に要求することができ、水分補給や作戦の練り直し、試合の流れを変えるためなどに使われます。
タイムアウトをどのタイミングで取るかが勝敗に大きく関わってくると言っても過言ではないぐらい重要な時間です。
デュース
デュースは、マッチポイントを迎えた時点で両チームが同じ得点のとき、2点差がつくまで試合がが延長される仕組みのことです。
チャレンジ
チャレンジは、審判の判定に不満があるときにビデオ判定を要求する事のできるシステムです。
要求できるのは監督のみで、各チーム1セットにつき2回まで行うことができます。また、チャレンジが成功した場合は使用回数としてカウントされないため、成功し続けると何度も要求できることになります。
バレーボール用語ー反則編ー
バレーボールにはプレーの安全性や公平性を保つためにさまざまなルールがあります。
バレーボールは複数人で行う競技のため、反則行為を行と相手をケガさせてしまうだけではなく、チームメンバーや自分も怪我をしてしまう危険があります。
ルールが細かく設定されているのは、プレーをする際に反則行為を意識させることで、プレイヤーのケガを減少させる目的があります。
ダブルコンタクト
ダブルコンタクトは、1人の選手が2回連続してボールに触れる反則です。
フォアヒット
フォアヒットとは、オーバータイムスとも呼ばれていて、1つのチームがボールに連続で4回触れたときに取られる反則です。
そもそもバレーボールは3回以内に返球することがルールです。そのため、4回以上触ってしまった際には反則が取られます。
ボールが手や腕に当たった場合だけではなく、ユニフォームに触れてしまっただけでもヒット回数として数えられるため、気づかないうちに反則が取られてしまうこともあります。
ブロックをした際にボールが触れても、ヒットの回数としてカウントされない!
キャッチボール
キャッチボールは、ホールディングとも呼ばれ、ボールを掴んだり挟んだりして、ボールの動きを止めてしまう反則です。
ダブルコンタクトと同様にオーバーハンドパスのときに取られてしまうケースが多い反則です。
タッチネット
タッチネットは、ボールに反応して動いている選手の体が、2つのアンテナの間のネットに触れたときに取られる反則です。
ここで注意したいのは、ボールに触れた選手だけが反則を取られるわけではないということです。
ボールに触れてなくてもタッチネットをとられるケースや、反対にボールに触れた直後でもタッチネットを取られないケースもあります。
オーバーネット
オーバーネットは、ネットを越えてボールや相手に触れてしまったときに取られる反則です。
トスが相手コートにいってしまったときにアタッカーが無理やり押し込もうとして、取られてしまうケースが多いです。
マーカー外通過
マーカー外通過は、ネットの両サイドにあるマーカー(アンテナ)の外側から相手チームのコートにボールを入れた際に取られる反則です。
パッシング・ザ・センターライン
パッシング・ザ・センターラインは、足がセンターラインを踏み越したとき取られる反則です。足がセンンターラインを少しでも踏んでいる場合は反則が取られることはありません。
ポジショナルフォールト
ポジショナルフォールトは、ポジショニングやローテーションを間違えてしまったときに取られる反則です。
バレーボール用語ーおまけ編ー
おまけ編では、バレーボールをプレーする際によく耳にするバレーボール用語を紹介したいと思います。
プレーするときに使う用語には、日常生活でも聞くような言葉があります。しかし、日常生活で使う時とは違う意味で使われるため、知っていると、とてもおもしろいです。
キャッチ
皆さんは「キャッチ」と聞いて、まず何が思い浮かびましたか?
私は金髪のチャラ男が女性に声をかけている様子が思い浮かびました。キャッチと聞いてキャッチセールスを思い浮かべる人はなかなかいないと思いますが(笑)
「キャッチ」は一般的に、物を掴むイメージが強いのではないでしょうか。
バレーボールでのキャッチは、レシーブ全般の行為を表します。バレーボールは、ラリー中にボールを持ってはいけないので、体にボールを当てることを指す言葉ということになります。
お見合い
バレーボールでいうお見合いは、選手と選手の間に落ちてきたボールを、お互いが譲り合うことで落としてしまうミスプレーです。
意外なことに、お見合いはプロの世界でも割とよくあるミスです。また、サーブコントロールが上手な選手はわざとお見合いが起こりやすい位置にサーブを打つことも多く、狙われやすいポイントとなります。
パンケーキ
バレーボールでいうパンケーキは、床とボールの間に手を差し込んで手の甲で上げるレシーブです。(上の写真がパンケーキをしているところ)
主にリベロの選手が使うもので、元全日本女子代表の佐野優子さんが使用していたイメージが強いです。
余談ですが、佐野さんのプレーはマジでかっこいいので、見たことがない方はぜひ見てみてください。小柄な選手ですが、動きの素早さとダイナミックさがあるので、見ていると惚れ惚れする選手です。
まとめ
今回の記事では、バレーボールを観戦するときに覚えておきたいバレーボール用語について、3つの項目に分けて解説しました。
バレーボールだけではなく、どんなスポーツでもルールを知っているのと知らないのでは、楽しみ方が違ってきます。
スポーツ観戦をする際には、前もってルールを調べておくと、深く競技を見る力がつくため、より競技の面白さを感じて楽しむことができます。
少し面倒に感じるかもしれませんが、協会の公式サイトやまとめサイトなどで軽く情報を入れてから、スポーツ観戦をすることを心がけてはいかがでしょうか。
やよちについて:詳細はプロフィールへ ・全国大会出場(選手/指導者として) ・元Vリーガの元でコーチ指導法を学ぶ ・日本一(クラブカップ)のチームでバレー修行 ・3年間公式戦勝ち無しの弱小チーム➜3週間で初勝利に導く(高校女子チーム) ・元高校体育教員 ・現在40代。スポーツメンタルコーチとしても活動中。 「プレイヤーズセンタード」の理念を信念とし、バレーボールの指導を言語化し効率的な指導を情報として発信中! 選手が練習を主導し私が戦術を練る役割分担をすること1年。 戦術は初心者チームにマッチしやすいことを確信。私の得意分野は選手の意欲を掻き立てること。
やよちについて:詳細はプロフィールへ ・全国大会出場(選手/指導者として) ・元Vリーガの元でコーチ指導法を学ぶ ・日本一(クラブカップ)のチームでバレー修行 ・3年間公式戦勝ち無しの弱小チーム➜3週間で初勝利に導く(高校女子チーム) ・元高校体育教員 ・現在40代。スポーツメンタルコーチとしても活動中。 「プレイヤーズセンタード」の理念を信念とし、バレーボールの指導を言語化し効率的な指導を情報として発信中! 選手が練習を主導し私が戦術を練る役割分担をすること1年。 戦術は初心者チームにマッチしやすいことを確信。私の得意分野は選手の意欲を掻き立てること。