こんにちは、やよっぺです。
バレーボール指導者の悩みを一緒に解決しようと心んで勝手に応援団を作りました(^-^)
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こんなことで悩んでませんか?
- 伸び悩んでいる選手がいるがなかなかそこから抜け出せない
- 将来性を考えてレギュラーメンバーで活躍してほしいが本人がやる気にならないので上達が緩やかだ
- あまり追い込むとやめてしまいかねない
簡単な上達法はないのか?
急激に伸びる方法はないのか?
今日は私の経験で選手が上達した方法を読んでいってください。
多分、知っている人は知っているし方法の一つにすぎませんが、かなり効果的ですので参考にして下さい。
Table of Contents
バレーボール 上達のきっかけ
選手の上達は指導者の思い通りにはいかないですよね。
例えば、
- レシーブはふんわり返球してほしい
- 腕を振り回さずレセプションしてほしい
- スパイクは人の正面に打たないでほしい
- トスは考えてあげてほしい
このように考えていたことありますよね?
初心者ならば、球数を触ってなんぼみたいなところもあるのですが、中級以上になると伸び悩むことも多々ありますよね。
それを本人が素直に受け止めて改善してくれたら問題ないのですが、正直難しい性格の選手もいるのが事実ですね。
環境を変える
結論から言うと、そういう選手は、
練習試合の時などにメンバーチェンジして控えに回ってもらうとよい
すなわち、ライバルを作る
ということです!
そんな人数おらんわー!って思った方、そういう時は、ポジションごと変えましょう。
「最後のポジションやから、変えようないわ~」っていう場合は、
我慢するか新入部員待つか、手を変え品を変えアプローチしてみてください。
心理を揺さぶる
兎にも角にも、選手がやる気になるきっかけがあればいいので、叱るより褒めてみるほうがいいかもしれませんね。
余談ですが、人は承認欲求がありますから、叱られるより褒められる、認められると気持ちが動くのがよくわかりますよ。
子育てしていて気づきましたが、幼児も思春期の青年も大人も同じだということです。
認められたら、心が落ち着くのです。
逆にそれが信頼関係を構築する言葉にもなるので、騙されたと思ってぜひ活用してみてください。
バレーボール 上達の動機
メンバーチェンジは最強のお灸にも褒美にもなります。
使わない手はないです。
私は高校時代一度牡蠣が当たって練習を休んだ時、次の練習試合でスタメンを外されました。
「まさか」と心配していたところ、一回外されただけですぐに戻れましたが、あの時の気持ちは今でも忘れることができません。
外されたら相当悔しかったです。
たとえ私のほうが実力が上でも、です。
これが、ずっと外されていたらどうでしょうか。
- 気持ちが萎えるか
- 努力するか
ですね。
気持ちが萎えるときは、なぜ外されたか理解できないとき、すなわち、交代させられたけど自分のほうが実力があると思い込んでいるときです。
反対に、頑張ろうと思うときは、理由がはっきりしているときです。
そこで、自主練が始まったらメンバーチェンジ大成功!
選手全員の前で褒めちぎって下さい。
そうすると、ほかのメンバーも自主練始めるのですが、ここで観察ポイントです。
選手各々が自分の課題の練習をしているか
自分の課題を把握できているか
疑問に感じる選手には質問をしてみてください。
その練習の意図は?
あなたはどうしたら試合にでられるのかな?
とうい内容のことですね
ここからチーム全体が内発的な動機でバレーが上達していくストーリーが始まります。
指導者として、こんなうれしいことはないと思います。
バレーボール 上達の動機 番外編
男女では動機に違いがあります。
確か、男子は「モテたい」やぁ。
女子は嫉妬深いから、「〇〇ちゃんにまけたくない」やな。
そうなのです。
男子は、部活動を選ぶとき大抵の場合、「モテるか、モテないか」で種目を選ぶとか。
女子は友人に誘われて入部するのですが、嫉妬心が強いことが多いのでそういう風に感じるようです。
とまぁ、こんな輩も居ますので、人数が少なくてもライバルは必要になります。
じゃないと、日々努力する動機がなくなってしまいますね。
ライバルにならないような技術の選手でもいいのです。
とにかく、怠慢してたらコートの外に行かなくてはならないということなどでもいいと思います。
選手の気持ちをマンネリさせない工夫が重要です。
チームの目標はみんなで共有して、個人ではポジション争いが起こるように指導者側が何かと策を練って努力を促す工夫が必要です。
残念ながらか幸いか、
集団競技は多少個人が頑張らなくてもある程度の選手が居ればある程度は勝ってしまうのですが、それ以上の成果を求めるならばチーム内の競争は必須です。
バレーボール 上達の結果
選手は自分で考えて上達したり、ポジション争いに勝つと自信をつけます。でも、監督に鍛えられていたり外発的な動機で致し方なく成長した場合には、すぐに自信にはなりません。
そういった意味でも、チーム内での競争はあるべきです。
余談ですが、「やらされる部活動」で身に着けたことを考えてください。
忍耐力とか体力とか一朝一夕に身につかない貴重なものを身に着けましたが、頭を使って何かをすることは身につけられていないことがあります。
でも、入社したら頭も使えないといけませんよね。
しかも、中堅社員になるころには頭脳もないとリーダー職は務まりません。
いつまでも言われたことを忠実にこなすだけでは、後輩からの尊敬されないし、将来AIにすべて仕事を奪われてしまいますね。
そんな人物の育成をしたいと考えている指導者の方はいないと思います。
だからこそ、いま、
「やらされるバレー」の活動から「選手が考えて行動する」活動へ移行するとき
なのです。
そして、
その成長のあとに上達して、その結果勝利が結びついてくる
と考えています。
もしたとえすぐに勝利につながらなくても、成長を遂げているわけですから何ら問題はありません。
きっと、成長していることは選手自身が一番わかっていることでしょう。
保護者の方も、活動自体に満足していただける結果になるはずです。
ということで、選手の成長の結果上達して、その成果が勝利・優勝などの見える形になるということです。
それから、
上達しているか否かに関わらず、努力している選手は練習試合に出してあげましょう。
試合に出られたことで意識が変わり、豹変する選手も出てきます。
そういう控え選手が増えてきたときチーム作りに勢いが付き、全体が一気に成長していけます。
バレーボール 上達するはずが、失敗談
指導者として、選手を育てようと考えることはごく一般的だと思います。
しかし一方では、育てるなんておこがましいとの意見があります。
どちらも間違いではないと思います。
しかし、立ち止まって考えると、
私は過去にクズ監督時代があり、その時には大切な選手を幾度も傷つけてしまっています。
そのすべては、「育てなくてはいけない」という変な義務感でした。
そのおかげで、選手からは非常に嫌われ、保護者からも嫌われ「私は嫌われるのが仕事か?」と疑問に思っていました。
部活動の在り方
そもそも、「学校部活動の在り方は一体なんだ」と考えたときに、
部活動は誰のために在るのかという思考にたどり着きました。
生徒の何のためか?
という答えにたどり着きました。
つまり、指導者と選手・保護者の関係が不仲ではそういった活動にはなっていかないことが分かったのでした。
だからこそ、
外発的動機づけで指導者の言葉やしごきで上達するより、
選手自身が上達したいと思う環境づくりをすることによって
内発的動機づけが実現するのです。
心理学でもきちんと結果が出ていますね
心理学的にも外発的動機付けは、生産性が下がると言われている
つまり、やらされる(外発的)より、やりたい(内発的)の方が生産性が高い
選手の成長を願うならば、心理学的にも内発的動機付けの方がよく成長するということがわかっている
なのに、それに気づかず指導してしまうことがある現実
— やよっぺ@バレー指導の応援団! (@kirameki_mei) May 31, 2021
まとめ
いくら指導者が言っても改善しないできない選手には、
- メンバーチェンジでポジション争いを意識させる
- 試合でできていないことを自覚させる
- 内的動機に働きかける
- 行動を促す
で、働きかけてください。
やらされる(外発的)より
自分で気づいて行動する(内発的)動機のほうが
圧倒的に生産性が高く効率的で健康的ですね。
そしてこの方法は、選手の内面の成長や自信につながりやすく満足感が高い方法です。
指導者の方が「嫌われる」必要も選手を「罵る」必要もありません。
健全そのものです。ぜひご活用くださいね。
わたしについて:私はバレーボールの指導者としても選手としても全国大会経験の元中高保健体育科教員。詳細はプロフィールへ。勝てない暗黒時代の長く続いた初心者チームを最下位の集まるトーナメント戦で二年連続決勝進出へ。選手が練習を主導し私が戦術を練る役割分担をすること1年。戦術は初心者チームにマッチしやすく得意分野は選手の意欲を掻き立てるメンバーチェンジ。
わたしについて:私はバレーボールの指導者としても選手としても全国大会経験の元中高保健体育科教員。詳細はプロフィールへ。勝てない暗黒時代の長く続いた初心者チームを最下位の集まるトーナメント戦で二年連続決勝進出へ。選手が練習を主導し私が戦術を練る役割分担をすること1年。戦術は初心者チームにマッチしやすく得意分野は選手の意欲を掻き立てるメンバーチェンジ。