皆さんが生きていく中で、「何が人生を豊かにするのか」考えたことがありますか。
仲間、家族、夢、それとも自身の考え方、恋、挙げればたくさん出てくることでしょう。
今日はそんな中から、スポーツというテーマについて考えてみようと思います。
果たしてスポーツはどう人生を豊かにするのか、考えてみましょう。
Table of Contents
そもそもスポーツとは
元々は気晴らしする遊戯をさしたものの、時代の変化と共に競争的要素の強い、
技術的にも高度な運動競技をさすことになったようです。
一般には陸上・水泳競技、野球・テニス・サッカーなどの球技やボート・登山・狩猟・
武術などの総称として用いることが多いと言われています。
個人的には運動音痴で、スポーツ苦手の私がスポーツの魅力、何が人生を豊かにするのか
というテーマに沿ってをお伝えしていこうと思います。
スポーツとは「遊び」である
スポーツとは昨今、ファッションや健康増進などと共に結びついてライフスタイル全般に
浸透し、暮らしや社会を豊かにするのに欠かせないものになっています。
その一方で競技のスポーツの世界では競技力を追及するあまり、スポーツでの成功が
経済的成功と結びつくために「遊び」や「楽しみ」の要素が失われています。
しかし、「遊び」は人間の豊かさの基になるものです。「面白さや新しさを追求する心
こそがイノベーションの源泉となり、やがて社会を豊かにしていくのです」と言う市井氏
は、スポーツの教育的あるいは経済的効果だけでなく、人間としての豊かさや社会の
豊かさを育むものとしてのスポーツの重要性を説いています。
現代社会におけるスポーツの意義
引用元:京都産業大学保健体育科課
社会の変化と私たちの健康と体力
私たちを取り巻く生活環境の変化は日々大きくなっています。情報化社会の伸び、利便性の
向上など便利で快適な生活ができるようになった一方で、それらは運動不足やストレスの
増加につながっています。
車がまだ当たり前に普及されていなかったときに、青春時代を過ごした人に尋ねると
何キロもの道のりをひたすら歩いていたようです。私は、30分も歩くとバテテしまうので
見習って体力づくりをと考えているところです。
子どもたちについては、週5日制で自由時間が圧倒的に増えたにもかかわらず、身体を動かす
機会の減少や生活習慣の乱れなどから、体力や運動能力が低下しているということが明らかに
なりました。
これら現代社会において、私たちそれぞれの年齢・体力・目的において主体的にスポーツに
親しむことは元気で生き生きした生活を送るのに欠かせない要素となっています。
スポーツの持つ意義・効果
私たちは、スポーツに親しむことにより、身体を動かすという人の本質的な欲求と充足を
図ると共に爽快感・達成感、他者との連帯感など、精神的な充足他、体力の向上・ストレス
発散・生活習慣病の予防など、心身両面にわたり大きな効果を得ています。
人が何気なく行うスポーツだけど、様々な効果を得ているんですね。
はじめて知った発見です。
そしてスポーツには、人間の可能性を追求する営みという意味もあり、競技やスポーツに
打ち込む選手の姿や、高い技術は人々のスポーツへの関心や、夢や希望を与えるなど活力ある
社会の形成にも貢献しています。
① 青少年の健全な育成
まず、スポーツは、青少年の心身の健全な発達や、自己責任、フェアプレーの精神を培うと共に
、仲間や指導者との交流を通じて、コミュニケーション能力を育み、豊かな心と他人に対する
思いやりの心を育てます。
また子どもたちの心身のストレス解消につなげ、多様な価値観を認め合う機会を与えることなど、
青少年の健全育成になくてはならないものです。
② 地域コミュニティの醸成
スポーツを通じて交流を深めていくことは、住民の新たな連携につながり、住民が1つの目標に
向かって共に努力し、達成感を味わうことで、地域に誇りと愛着を感じることにつながります。
人間関係の希薄さに問題を抱えている地域社会の再生につながるなど、地域の連帯感の醸成に
大きな効果があります。
③ 経済発展の寄付
スポーツを行うことは、スポーツ産業の広がりと、それに伴う雇用創出など、経済的な効果を生み、
世の中の発展に寄与し、人々の心身両面にわたり健康の保持増進に貢献し、医療費節減効果等が
期待されるなど、経済発展にも影響します。
スポーツを行うことで心と身体の両面からバランスを取り、結果的に病気を予防でき、それが
医療費の節減効果につながっていくんですね。なるほどです。
④ 国際友好・親善への貢献
スポーツは世界共通の1つの文化であり、言語や生活習慣の違いを超え、同一のルールの下で
互いに競うことや、サポーターとして支えることにより、世界の人々の相互理解や認識を
一層深めることにより、国際的な有効と親善に貢献します。
スポーツ庁が考える「スポーツ」について
引用元:スポーツ庁が考えるスポーツとは?Deportareの意味すること
スポーツは「する」だけのものじゃない
スポーツ庁では、「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは全ての人々の権利」
という「スポーツ基本法」に掲げられた理念のもとで、誰もが身体を動かすことを心から
楽しみ、健康で、豊かな日本を作るべく取り組みが進められていると言われています。
競技としてのスポーツには、必ずルールが存在し、勝ち負けがあり、また自分の限界に
挑戦していくようなどこかストイックなイメージもあります。だから、少し
「とっつきにくい」と敬遠してしまったり、苦手意識を持っている人がいるのでしょう。
しかし、「スポーツ」という言葉の範囲はとても広く、競技のスポーツに限るものでは
ないようです。スポーツ庁が定める「第二期スポーツ基本計画」では、スポーツとは
「身体を動かすという人間の本源的な欲求に応え、精神的充足をもたらすもの」と定義
されています。
例えば、朝の散歩やランニング、家族や気の合う仲間と行くハイキングや海水浴など、その範疇は
多岐にわたります。つまりスポーツは一部の運動に自信のある人や競技選手だけのものではなく、
それぞれの適性や考え方によって自由に楽しむことができる「みんなのもの」なのです。
私は散歩をするようにしていますが、これもスポーツと考えて良いものなんですね。
皆さんとスポーツを共有できて嬉しいです。
そしてスポーツとのかかわり方は「する」ことだけにとどまらず、例えば、オリンピックを
「みて」「応援する」というこういによって、自分との戦いに身を投じる一流アスリートの
姿に心を震わせ勇気をもらうことができるのです。
「みる」スポーツ、確かに納得です。水泳の池江璃花子選手は、白血病を乗り越えて再び
選手として返り咲いたときには、感動しました。
つまりスポーツとは、「する」「みる」「支え、応援する」ことを含め、”日常生活の一部”
であり、あらゆる人の人生の活力や感動を与えてくれるものなのです。
スポーツは「気晴らし」でもある
突然ですが、スポーツの言葉の語源の由来はラテン語の「deportare」(デポルターレ)という
単語だと言われています。
それが転じて、やがて「義務からの気分転換、元気の回復」仕事や家事といった「日々の生活から
離れる」気晴らしや遊び、楽しみ、休養といった意味もさしています。
つまりこれらがスポーツの本質であり、人生をより楽しく、豊かに生き生きとしたものにする
ためにあるべきものなのです。
「スポーツ」と「運動習慣」の密接な関係について
楽しく、適切にスポーツを続けていくことは、私たちの健康寿命を伸ばすことにつながります。
合わせて、ストレス解消や生活の充実度向上にも、スポーツは貢献しています。
一石二鳥どころか、もっともっとたくさんの効果が得られるなんてすごいです
平成28年にスポーツ庁が実施した調査によると、運動・スポーツのストレス解消効果について、
「多いに感じる」「まあ感じる」と回答した人は男女・年代問わず90~95%にのぼっています。
さらに、週1以上運動している人は、週1未満の人より「大いに感じる」と答えた人が
約20%も多いという調査結果も出ているようです。
こうした感覚的な評価に加え、医学的にも運動とストレスの関係は実証されているようです。
群馬県の「中之条研究」と呼ばれる調査によれば、1日あたり4000歩を歩き、うち5分間を
中強度の運動(早歩き)にあてることで、うつ病を予防・改善できる可能性があることが
分かっています。
ここからさらに8000歩、20分に増やせば、次はがんの予防・高血圧症、糖尿病などの生活習慣病
の予防にもつながっているようです。
有酸素運動をすることで、脳や心のバランスを保つ「セロトニン」という成分が活性化し、
不安や抑うつ状態が改善され、幸福度が高まります。
ノルウェーを対象にした幸福感とスポーツの関係性に対する研究
引用元:生涯スポーツゼミナール斎藤楓氏
世界幸福度ランキングにおいて上位に位置する国、「ノルウェー」という国に対し、
幸福感とスポーツとの関係性を調査したした際、幸福度の高いノルウェー人はスポーツ
活動が自身の幸福の中で高い割合を占めていることが明らかになっているようです。
幸福度とスポーツの間には確かな関係性があることが実証される結果となりました。
これはスポーツ庁の指導の下進められている「一億総スポーツ社会」において
「私たちは本当に幸せになることができるのだろうか」「私たちはどのように
スポーツに関わればいいのか」を調べるところから始められたようです。
まとめ
- スポーツの効果
- スポーツは「する」ことだけではない
- スポーツは、「気晴らし」にもなる
- 幸福度の高い国では、スポーツ活動を幸福が高い割合で占めている
何が人生を豊かにするのか、今回はスポーツについて考えてきましたが、いかが
でしたでしょうか。私は、運動音痴でスポーツが超がつくほど苦手人間でしたが、
人生を豊かにするのに欠かせないエッセンスだと思うようになりました。
スポーツは一言で語ることが難しいくらい、「遊び」であり、「気晴らし」でもあり、
意義や効果もあり、人生を豊かにする魅力がたくさんあることに気付くことが
できました。
あなたにも、そんなスポーツの魅力が届けば嬉しいです。
やよちについて:詳細はプロフィールへ 「プレイヤーズセンタード」の理念を信念とし、バレーボールの指導を言語化し効率的な指導を情報として発信中! 選手が練習を主導し私が戦術を練る役割分担をすること1年。
・全国大会出場(選手/指導者として)
・元Vリーガの元でコーチ指導法を学ぶ
・日本一(クラブカップ)のチームでバレー修行
・3年間公式戦勝ち無しの弱小チーム➜3週間で初勝利に導く(高校女子チーム)
・元高校体育教員
・現在40代。スポーツメンタルコーチとしても活動中。
戦術は初心者チームにマッチしやすいことを確信。私の得意分野は選手の意欲を掻き立てること。
やよちについて:詳細はプロフィールへ
・全国大会出場(選手/指導者として)
・元Vリーガの元でコーチ指導法を学ぶ
・日本一(クラブカップ)のチームでバレー修行
・3年間公式戦勝ち無しの弱小チーム➜3週間で初勝利に導く(高校女子チーム)
・元高校体育教員
・現在40代。スポーツメンタルコーチとしても活動中。
「プレイヤーズセンタード」の理念を信念とし、バレーボールの指導を言語化し効率的な指導を情報として発信中!
選手が練習を主導し私が戦術を練る役割分担をすること1年。
戦術は初心者チームにマッチしやすいことを確信。私の得意分野は選手の意欲を掻き立てること。